結城製菓「偏屈なのかも。」

結城製菓

一番こだわっているのは砂糖です。国産のものを創業以来69年、ずっと使っています。調整糖は使いません。人間の五感は優秀ですから、うまみの違いがすぐに分かるのです。機械も最小限です。袋詰めやダンボール詰めは機械に任せますが、味の変わってしまうところは手作業が外せません。偏屈とよく言われます。新潟でアメを専門に作っているところは、自分のところだけになってしまいましたしね。若者は味付けや香りが強いものを好んで食べますが、昔からある甘みを好んでいる人たちは今もいます。その人たちに、こだわりのアメを届けたいと思っています。

「おいしかったよ」と言われるのが嬉しい。

アメには色んな味がありますが、それぞれにこだわっています。例えばしょうゆアメなら、しょうゆには新潟産の「エンレイ大豆」を使用しています。水あめ以外はほとんど新潟産じゃないでしょうか。他にも塩アメなら、使う塩は佐渡、笹川流れ、赤穂の塩と、国産ものだけを使用しています。あとは焼き方です。大きなところは圧力釜で焼いていますが、うちは直火です。直接火をかけてうまみを出します。卵をフライパンで焼くのと電子レンジで温めるのと同じぐらい違いがありますよ。アメに黄色い色がつくことがありますが、これは砂糖をいっぱい使っているからです。均一に作りたい気持ちもありますが、同じようにいかないのが手作りの味なんです。

うちのアメを好むのはシニア層ですが、シニアの年代も変わってきています。カロリー表示をして欲しいと言われたこともあります。カロリーを気にする年代が近づいてきたんですね。他にも成分を全部書いて欲しいとか。でも、難しいですよね。アメの成分を全部書いたら付箋を張らなきゃいけなくなってしまいます。もちろんお客様のご意見は大切にしています。アメの包装をひねりからビローに変えたのも、お客様のご意見があったからです。お客様には色々なご意見をいただきますが、言われて一番嬉しいのは、やっぱり「おいしかったよ」と言われることです。感激した、驚いたと言ってもらったこともあります。それが嬉しくて40年以上、毎日砂糖の結晶を見ています。


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